自動運転分野で急速に存在感を高めてきたGPUメーカーの米NVIDIA(エヌビディア)。だが、GPUはもともと、グラフィックス分野で成長してきた。そんな同社は、「ホームタウン」とも呼べるグラフィックス技術の世界最大級の国際学会・展示会「SIGGRAPH 2018」で新しいGPU「Quadro RTX」シリーズを発表した(ニュースリリース1)。

GPU「Quadro RTX」を掲げるHuang氏。
日経 xTECHが撮影
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 その発表会には、同社Founder, President and CEOのJensen Huang氏が登壇。デザインや映画・テレビ、デジタルコンテンツ制作(DCC)、建設・建築(AEC)分野などにおける視覚効果(Visual Effect、VFX)産業の市場規模は2500億米ドル(約27兆7000億円)に達するとし、この巨大市場に向けてQuadro RTXシリーズをアピールした。この発表会に対するSIGGRAPH参加者の関心は高く、開場前から入場を待つ長蛇の列ができていた。

VFX産業の規模は2500億米ドルに達するとみる。
日経 xTECHが撮影
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 Quadro RTXシリーズは、2018年3月に開催された世界最大級のゲーム開発者会議「GDC 2018」に合わせてNVIDIAが発表したリアルタイムレイトレーシング技術「RTX」に対応するのが最大の特徴である。「NVIDIA Turing GPU Architecture」(以下、Turingアーキテクチャー)と呼ぶ新たなGPUアーキテクチャーを採用している(ニュースリリース2)。Quadro RTXシリーズは、1秒間当たり最大で10Gレイを処理できる性能を備える。発表会でHuang氏は、この10Gレイの部分を何度も連呼し、会場を沸かせていた。

Quadro RTXシリーズの性能。
日経 xTECHが撮影
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