「人材開発はわが社の企業理念の根幹にある。すべてはここから始まる」――。2018年7月11日、「IT Japan 2018」(日経BP社主催)の基調講演でジョンソン・エンド・ジョンソンの日色保代表取締役社長兼同社メディカルカンパニー代表取締役プレジデントは力を込めた。34年連続で営業増益を続ける同社が目指す人材の活用や働きがいのある職場について語った。

ジョンソン・エンド・ジョンソンで代表取締役社長兼同社メディカルカンパニー代表取締役プレジデントを務める日色保氏
(以下同じ)
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 講演の冒頭、日色社長は働きがいのある職場で社員のモチベーションを維持するために必要な3つの要因を挙げた。企業の使命や仕事の意義などを示す「Story」、自分の成長を実感できる環境を意味する「Growth」、組織への貢献などをしっかりと評価する「Recognition」だ。日色社長は「特に今の若い世代にはしっかりとしたStoryがないと響かない」と強調した。

 職場の環境が良いだけでは企業の存続や成長は難しい。生産性を上げるために様々な技術の導入が進んでいるが「大切なのはマインドセット(考え方)を変えることだ。考え方が変わると成果が変わる」(日色社長)。

 例として、社員の健康に対する取り組みを挙げた。米国本社で社員に対して禁煙の補助やエクササイズの促進などの投資をした結果、1ドルの投資につき2.7ドル相当のリターンが得られたという。日色社長は「社員が健康であるほど生産性は上がる。そのための取り組みはコストではなく投資だと考えている」と話した。

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