パワーデバイスや、インバーターやコンバーターといったパワーエレクトロニクス機器の展示会「PCIM Europe 2018」が2018年6月5~7日にドイツ・ニュルンベルクで開催される。同展示会をレポートする。

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パワーデバイスや、インバーターやコンバーターといったパワーエレクトロニクス機器の展示会「PCIM Europe 2018」が2018年6月5~7日にドイツ・ニュルンベルクで開催される。同展示会をレポートする。
PCIM Europe 2018から
「電動車両の充電器にこそSiCを」。あたかもこうアピールするがごとく、SiCパワーデバイスを手掛けるメーカーがハイブリッド車(HEV)や電気自動車(EV)といった電動車両の充電器向け製品を、パワーデバイスの展示会「PCIM Europe 2018」(2018年6月5~7日にドイツ・ニュルンベルクで…
PCIM Europeで試算結果を披露
ドイツDaimler(ダイムラー)は、電動車両の駆動用モーターを制御するインバーターにSiC MOSFETを適用した場合の影響を試算し、その結果を「PCIM Europe 2018」で発表した。
自動車の電動化を背景に、駆動モーターを制御するインバーターに用いるパワーモジュールの開発競争が激化している。2018年6月に開催されたパワーデバイスの世界最大級のイベント「PCIM Europe 2018(以下、PCIM)」では、車載用パワーモジュールの展示が相次いだ。
三菱陣営にCreeと富士電機が加わる
産業機器や鉄道、再生可能エネルギーなどに向けた産業用高出力パワーモジュールの新世代品を舞台に、パワーデバイスの大手企業が激しい主導権争いを繰り広げている。パッケージの種類によって、陣営は大きく2つに分かれる。ドイツInfineon Technologiesと三菱電機を中心としたグループと、スイスA…
Infineonがパナソニックの技術を基に18年に量産開始
パワー半導体最大手のドイツInfineon Technologies(インフィニオン・テクノロジーズ)が、GaNパワー素子の量産を2018年第4四半期に始める。GaNパワー素子の製品化はこれまで、SiのパワーMOSFETのような低耐圧のパワー素子を手掛けるアナログ半導体企業や、新興企業が中心だった…