ディスプレー分野で世界最大の学会「SID 2018」(5月20日~25日、米国ロサンゼルス)のシンポジウムで、筆者が興味を持ったシンポジウムの講演を報告するシリーズ。第6回は、東ソーが開発した有機TFT用の新材料について紹介する。同社は“Direct Patterning of Fine Electrodes by Wettability Control of a Novel Photocrosslinkable Polymer Insulator for Solution-based OTFTs”と題して発表した(論文番号60.2)。

 同社が開発したのは、有機TFT用の絶縁材料である。この材料は、フレキシブルな電子ペーパーやディスプレーに革新をもたらす可能性を持つ。フレキシブルデバイスの目標の1つに、TFT基板の製造プロセスを、巨額投資が必要なフォトリソグラフィー法から、少ない投資で量産可能な印刷法に置き換えることがある。今回の絶縁材料は、印刷法の可能性を大きく広げる可能性を秘めた技術といえる。

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