フランス・ルノー(Renault)は、レベル4の完全自動運転に対応した電気自動車(EV)コンセプトの3部作を「パリモーターショー2018」(2018年10月4~14日)で公開した。旅行・観光向けの「EZ-ULTIMO」、配送向けの「EZ-PRO」、日常利用向けの「EZ-GO」である。いずれも共通のプラットフォームを採用する。

 同社は2018年3月の「ジュネーブモーターショー2018」でEZ-GO、2018年9月の「ハノーバーモーターショー2018」でEZ-PROを発表済みである(関連記事1関連記事2)。今回のパリモーターショーで第3のモデルとなるEZ-ULTIMOを公開した。

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完全自動運転EVコンセプト「EZ-ULTIMO」

 EZ-ULTIMOは、高級ホテルや航空会社、旅行会社などが提供するモビリティーサービスへの利用を想定する。記念日などの特別なイベントに合わせて、空港やホテル、高級レストランに自動送迎するといったサービスを実現できる。また、観光地での映像ガイド付き自動ツアーなども可能だ。スマホアプリ「EZ-ULTIMO」で配車予約をすれば、1時間や1日単位のオンデマンド利用ができる。

 車内はラウンジのような空間になっており、3人まで乗車できる。幅広いドアが自動で開閉するほか、座席も回転しながらスライドし、楽に乗り降りできる。車両寸法は、全長5700×全幅2200×高さ1640mm、ホイールベースは3880mm、質量は1800kg。

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車内の様子

 コンセプトモデルのため、電池容量や航続距離、モーター出力などは明らかにしていないが、1台のモーターで前輪を駆動する。電池は床下に配置し、非接触で給電する。また、4輪操舵を採用している。

 自動運転ではミリ波レーダー、レーザーレーダー(LIDAR)、カメラ、超音波センサーなどに加え、HDマップやV2Xも利用する。このため、HDマップが整備されていない地域や、V2Xで各種インフラと接続できない条件では、自動運転ができない。

 実用化の時期は明らかにしていないが、ルノー・日産・三菱アライアンスは中期経営計画「アライアンス2022」の中で、2022年に完全自動運転車を市場投入することを目指している。

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