ソフトバンクは2019年5月8日、他社を含むフィーチャーフォンのユーザーを対象とした新料金プラン「スマホデビュープラン」を発表した。同社「4Gスマートフォン」への乗り換えを条件に当初1年間は月980円で提供する。NTTドコモが新料金プランを発表した直後だけに対抗値下げも期待されたが、肩透かしに終わった。

新料金はキャンペーン並み

 2019年6月12日に提供を開始するスマホデビュープランは毎月1Gバイトのデータ通信量を使え、料金は月2980円。「スマホデビュー専用割引(月1000円)」に加え、当初1年間は「1年おトク割(月1000円)」を適用することで、月980円と格安スマホ並みの料金を実現した。9月30日までに同プランに加入したユーザーには、月1000円相当の「PayPayボーナス」を6カ月間付与する特典も用意した。

新料金プラン「スマホデビュープラン」の概要
(出所:ソフトバンク)
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 もっとも、ARPU(月間平均収入)の底上げを期待できるスマートフォンへの乗り換えには携帯各社が力を入れる。例えばNTTドコモは最大13カ月間、料金を月1500円引きとする「ウェルカムスマホ割」を2019年5月31日まで提供中。ソフトバンクも2018年9月に新料金プラン「ミニモンスター」を投入した際、1年間、料金を月1980円引きとする「ガラケー→スマホ割」を提供していた。今回の新料金プランは特段に安いわけではなく、「キャンペーン並み」にとどまったと言える。

 ソフトバンクの宮内謙社長は、同日開催の決算説明会でNTTドコモをはじめとした他社料金プランへの対抗策を問われ、「微修正で十分に対応できる」と連呼した。「大容量では当社が最安。4人家族では圧倒的、1人や2人でも安くなっている。低価格(プラン)のほうは圧倒的にY!mobile(ワイモバイル)が安い。競合との関係をうまく微修正しながら勝っていきたい」(同)と力を込めた。

ライトユーザー向けはY!mobileで対抗する考え
(出所:ソフトバンク)
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 2019年10月には楽天モバイルの新規参入も控えているが、同社がMVNO(仮想移動体通信事業者)として提供中の料金プランと同水準であれば、大きく修正する必要はないと考えている。Y!mobileにおける分離プランの提供を2019年上半期としたのも、楽天モバイルの動きを見極めるためだ。

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