一度設置してしまった標識や防護柵の地中部分の健全度や根入れ深さは、掘り起こしてみなければ分からない──。地中構造物を巡るそんな旧来の常識が、非破壊検査技術の発展とともに変わりつつある。

 国土交通省は2017年3月、標識や看板といった道路の小規模付属物の点検要領を改定し、非破壊検査によるスクリーニングを推奨する文言を新たに盛り込んだ。

 一般に、標識などの支柱は路面から3~4cm下が最も腐食しやすいとされている。倒壊の恐れを生む腐食を目視では確かめられないため、従来はわざわざ全数を試掘して確かめていた。

従来は試掘で確かめていた支柱の路面下の腐食も、非破壊で確かめられる可能性が出てきた(写真:弾性波診断技術協会)
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 一方、現在は地上から弾性波探査などで危険箇所をあらかじめ絞り込めるようになり、検査の効率化が進んでいる。

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