2020年が幕を開けた。デジタル技術の進化によって人々の生活や社会はどう変わるのか。企業はどんな対応をすべきか。商機はどこにあるのか。20の技術や市場・関心事を対象に、2020年の行方を大胆予測した。今回は注目人事/M&Aを取り上げる。

 2020年は日立製作所の東原敏昭社長(64)の去就に注目が集まる。日立のトップはこれまで3~7年で交代してきた。東原社長は2020年4月で社長就任から丸6年となる。後任候補に挙がるのが小島啓二副社長(63)、アリステア・ドーマー副社長(56)、徳永俊昭常務(52)の3氏だ。

図 主なIT企業の社長と就任月
日立の東原社長、いよいよ交代か
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日立製作所の東原敏昭社長(写真:村田 和聡)
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 ドーマー副社長が昇格すれば日立で初の外国人社長となる。徳永常務は52歳と若いが、情報・通信システム事業部門で中核の金融システムエンジニアを長く務めた後、収益が低迷していた日立アプライアンスを社長として再建した実績がある。

 他のIT大手の社長は続投しそうだ。NECの新野隆社長(65)は2020年4月から5年目となるが、同社が2021年3月期を最終年度とする中期経営計画の実行段階にあり、続けて陣頭指揮を執る可能性が高い。NTTデータの本間洋社長(63)、日本IBMの山口明夫社長(55)、富士通の時田隆仁社長(57)は就任間もない。交代はなさそうだ。

 携帯通信業界に目を向けると、ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長(62)の右腕であるソフトバンクの宮内謙社長(70)の去就が気になるが、交代はなさそうだ。年齢的には次の体制を考える時期だが、2020年はソフトバンクにとって子会社ZホールディングスとLINEの経営統合など事業再構築を急ぐ1年であり、「宮内氏の手腕は必要」との声が社内から根強い。

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