ヤフーを傘下に持つZホールディングス(HD)とLINEが経営統合を検討していることが明らかとなった。売上高は単純合算で1兆2000億円規模に達し、無事に実現すれば楽天を抜いて国内最大手のインターネット企業に躍り出る。スマホ決済などでしのぎを削る両社を引き寄せた理由は何だったのか。

ZホールディングスとLINE、楽天の経営状況ならびに主なサービス
Zホールディングス
(旧ヤフー)
LINE楽天
売上高
(前期比)
9547億円(6.4%増)2071億円(24.0%増)1兆1014億円(16.6%増)
営業利益
(前期比)
1405億円(24.4%減)161億円(35.8%減)1704億円(14.1%増)
ユーザー規模月間ログインユーザーID数
5049万ID
国内の月間アクティブユーザー数
8200万人
国内の楽天会員数
1億以上
EC・ヤフーショッピング
・PayPayモール
・アスクル
・ZOZO
・一休
・ヤフオク!
・PayPayフリマ
・LINEショッピング
・ショッピングGO
・楽天市場
・楽天トラベル
・ラクマ
スマホ決済・PayPay・LINEペイ・楽天ペイ
共通ポイント・Tポイント・楽天スーパーポイント
SNS・LINE・Viber
携帯キャリア・ワイモバイル・LINEモバイル・楽天モバイル
金融・ジャパンネット銀行
・ワイジェイカード
・ワイジェイFX
・LINE新銀行
(2020年度開業予定)
・LINE証券
・LINEほけん
・楽天銀行
・楽天証券
・楽天生命
・楽天損保
・楽天カード
メディア・ヤフーニュース
・スポーツナビ
・LINEニュース
動画配信・GYAO!・LINEライブ・Rakuten TV
・Rakuten LIVE
注:売上高と営業利益はZホールディングスが2019年3月期、LINEと楽天が2018年12月期。いずれも国際会計基準

 関係者によると、ZHDの4割超の株式を保有するソフトバンクとLINEの親会社である韓国ネイバー(NAVER)を交えて、経営統合の枠組みを詰めている。月内の基本合意を目指しているもようだ。

 ヤフーは2019年10月1日付で持ち株会社体制に移り、社名を「Zホールディングス」に変更した。2019年3月期の連結売上高(国際会計基準)は前期比6.4%増の9547億円、営業利益は同24.4%減の1405億円だった。このほど、衣料品通販サイトを運営するZOZOに対するTOB(株式公開買い付け)が成立し、連結子会社にした。

 一方、LINEの2018年12月期の連結売上高(国際会計基準)は、前期と比べて24.0%伸びて2071億円だった。直近はスマホ決済「LINEペイ」の先行投資などがかさみ、前年同期は67億円の黒字だった営業損益は、2019年1~9月期に275億円の赤字に転落した。

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