ヤフーの持ち株会社であるZホールディングス(ZHD)とLINE、ZHDの親会社であるソフトバンクの3社は2019年11月14日、ヤフーとLINEが経営統合に向け交渉中とする日本経済新聞などの報道に対し、交渉の事実を認める声明を発表した。

Zホールディングスが2019年11月14日に開示した声明文。「協議を行っていることは事実」と、直接的な表現で交渉の事実を認めた
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 ZHDは声明で「当社とLINE株式会社が本件について協議を行っていることは事実」として、3社の中で最も直接的な表現で交渉の事実を認めている。そのうえで「現時点で決定した事実はない」としつつも、「今後開示すべき事実が発生した場合は、速やかに公表する」とした。

 ソフトバンクも声明で「本件を含めさまざまな可能性について協議を行っている」と交渉の事実を認めた。ZHDと同様に「現時点で決定した事実はない」としつつ「今後開示すべき事実が発生した場合は、速やかに公表する」としている。

 LINEも「企業価値向上のための施策の1つとして検討を進めていることは事実」と明記し、「今後開示すべき事実を決定した場合は、速やかに開示する」としている。一方で同社の声明文では「当社が発表したものではない」「当該報道内容に関して当社として決定している事実はない」と2カ所に注記するなど、経営統合が既定路線と受け取られることに対する警戒感をうかがわせる書きぶりで、ZHDやソフトバンクの声明文とは温度差がある。