米デルテクノロジーズ(Dell Technologies)は2019年11月12日(米国時間)、自律型のインフラ製品「Dell EMC PowerOne」を発表した。PowerOneは、同社製のサーバーやストレージ、ネットワーク製品などのコンポーネントをあらかじめラックに搭載し、構成情報を設定した上で提供するアプライアンスである。コンポーネント全体を管理する「PowerOne Controller」が構成や設定、ライフサイクル管理などを自動で行う。

「Dell EMC PowerOne」を発表するデルテクノロジーズのジョン・ローズ プレジデント&CTO
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 PowerOneは2019年11月22日にグローバルでリリースを開始する。同日に発表した従量課金モデル「Dell Technologies on Demand」を通じて利用可能である。

 PowerOneを構成するコンポーネントは、サーバー「PowerEdge」、ストレージ「PowerMax」、ネットワーキング「PowerSwitch」、データ保護の「PowerProtect」、および米ヴイエムウェア(VMware)の仮想化製品である。

 PowerOneの自律運用を担うのが、新たに開発した「PowerOne Controller」が内蔵するオートメーションエンジンだ。各種コンポーネントの構成設定、プロビジョニング、ライフサイクルの管理などを自律的に行う。

 オートメーションエンジンはKubernetes上に構築されたマイクロサービスに、オープンソースの構成管理ツール「Ansible」のワークフローを組み合わせて実現している。

 PowerOneの異常を検知し、是正する機能も備える。「あらかじめテストで良いステータスの情報をデータベースに集める。PowerOneのステータスを監視し『悪いところがある』と判断したら、自動でリソースを増やすなどで対処する」(デルテクノロジーズのピート・マンカ SVP&GM CI&ソリューションズ )。

 PowerOneの提供を通じ、デルテクノロジーズは運用管理者がデータ活用といった戦略的ビジネスへ役割をシフトできるよう支援したい考えだ。同社によれば、管理者は「目標とするタスク」を指示すれば、PowerOneが自ら必要なリソースを計算しアサインする。

 「これまで手作業で行っていたタスクの98%を削減できる」。デルテクノロジーズのジョン・ローズ プレジデント&CTOがこう語るように、PowerOneを使った運用作業やリソースの手当ての自動化により、運用管理者をこれまでの繰り返し作業から解放する狙いがある。

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