2019年11月、Windows 10の大型アップデート「Windows 10 November 2019 Update」の配信が始まる。主要な新機能や変更点を見ていこう。

 Windows 10 November 2019 Update(以下November 2019 Update)は、パフォーマンスの改善、企業向け新機能、品質の改善がメインで、見た目に分かりやすい機能の追加、更新は少ない印象を受ける。実際、アップデートで提供される新機能は過去の大型アップデートに比べると限定的だ。

 Windows 10の更新プログラムには新機能を追加する機能更新(Feature Update)と、脆弱性の修正や信頼性・バグ修正を実施する品質更新(Quality Update)の2種類がある。前者は春と秋の年2回、後者は毎月提供される。November 2019 Updateは前者の機能更新に該当する、いわゆる大型アップデートだ。

 Windows 10の最初のリリースは2015年7月。November 2019 Update以前の7回の機能更新では、毎回多くの新機能が追加されてきた。こうした過去の機能更新に比べると、November 2019 Updateはかなり異なる位置付けとなっている。

インストールは2分で完了

 これを象徴するのが、従来とは異なり品質更新と類似した方法で更新プログラムを配布することだ。ダウンロードとインストールがこれまでより大幅に早く完了する。

 1つ前のバージョン「Windows 10 May 2019 Update(バージョン 1903)」からNovember 2019 Updateのプレビュー版「Windows 10 Insider Preview Build 18363.449」にアップグレードしたところ、更新プログラムのダウンロードは30秒ほどで完了し、適用は2分ほどで完了した。検証にはSurface Pro 4と社内のインターネット接続回線を利用した。

 これまでの機能更新では、Windows Updateを実行すると2G~4Gバイトのインストールイメージをダウンロードして、OSの更新プロセスを実行していた。過去の機能更新でもダウンロードサイズを小さくしたり、バックグラウンドで更新する仕組みを導入したりといった工夫が実装されてきたが、機能更新が始まると適用にはかなりの時間がかかるのが実情だった。

 もっとも、高速に更新できるのはWindows 10 バージョン 1903の利用が条件だ。これより前のバージョンを利用している場合には、従来と同様の方法で機能更新が実行される。

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