長野県南箕輪村を通る国道361号の「権兵衛2号橋」で橋台背面の土砂が崩れ、路面が陥没した。台風19号の来襲から9日後の2019年10月22日に発生した。大量の降雨やもろい地質などの影響とみられる。

 橋を管理する長野県は、詳細な原因の究明と復旧方法の検討に着手。併せて、国土交通省に復旧工事の代行を要望した。政府は10月25日に開いた台風19号に関する非常災害対策本部会議で、同橋を含む全国6カ所の自治体管理道路の復旧を代行する方針を表明。10月29日に閣議決定した。

トンネル坑口手前の路面が陥没した(写真:長野県伊那建設事務所)
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長野県の伊那市と木曽町を結ぶ主要幹線道路が損傷した(写真:長野県伊那建設事務所)
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 国道361号は、岐阜県高山市と長野県伊那市を結ぶ延長約152kmの幹線道路だ。住民の通勤や通学、通院などに利用される。1995年に長野県の伊那市と木曽町の間の延長約20kmを県管理の地域高規格道路に指定。権兵衛2号橋を含む一部区間を国交省中部地方整備局飯田国道事務所が権限代行で整備した。

 権兵衛2号橋は、橋長103m、幅員10.5mのPCTラーメン箱桁橋だ。97年に完成した。同じく飯田国道事務所が建設して2006年に開通した「権兵衛トンネル」(延長約4.5km)と木曽町方面で接続する。

位置図。国土交通省が権兵衛2号橋の復旧を代行する(資料:国土交通省)
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