国土交通省東北地方整備局は、重要物流道路制度に基づき、台風19号で被災した宮城県丸森町の県管理国道で、土砂などを撤去して通行を確保する「啓開」作業を県に代わって実施した。国による啓開代行は、2018年3月の道路法改正で同制度が創設されて以来初めて。災害対応で忙しい県に代わり、国が工事の発注などを担当した。

啓開作業前の状況。道路脇の斜面が崩れて国道349号を塞いだ。10月13日撮影(写真:国土交通省東北地方整備局)
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啓開作業中の様子。国からの発注を受け、地元の建設会社が土砂などを撤去した。10月17日撮影(写真:国土交通省東北地方整備局)
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 同制度では、物流上の重要な輸送路を「重要物流道路」として国土交通大臣が指定する。災害に弱い区間のバイパスとなる「代替路」や、総合病院など災害時の拠点への経路となる「補完路」も併せて指定する。

 19年4月に、高規格幹線道路や直轄国道、空港・港湾といった主要拠点へのアクセス道路など約3万5000kmを重要物流道路、約1万5000kmを代替・補完路に指定した。

国道349号の被災箇所と啓開代行区間(資料:国土交通省東北地方整備局)
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