台風19号の大雨で、茨城県では国が管理する久慈川と那珂川の堤防が決壊するなど甚大な被害が生じた。県管轄の河川では2019年10月14日時点で、藤井川の堤防決壊をはじめ34河川で越水や漏水、護岸の崩壊などが発生したことが分かっている。

 県は、常陸大宮市で538棟の浸水を確認した。広範囲で浸水した水戸市や大子町についても被害の全容の把握を急ぐ。

茨城県北西部に位置する大子町の役場付近の様子。大子町では高齢の女性が1人水死した。住宅の1階はほとんど浸水し、まだ泥が多く残っていた。住民は「家具などは泥まみれで使い物にならない」と嘆く。2019年10月14日午前11時ごろ撮影(写真:日経 xTECH)
[画像のクリックで拡大表示]

大子町役場の裏に設けたゴミ置き場にはトラックの長蛇の列ができていた。乾燥した泥が砂ぼこりとなって舞うため、マスクをして復旧作業をする住民が多い。2019年10月14日午前11時ごろ撮影(写真:日経 xTECH)
[画像のクリックで拡大表示]

 大子町では、JR水郡線の袋田―常陸大子間にある第6久慈川橋梁が、増水した川に流された。水郡線は、水戸市の水戸駅と福島県郡山市の安積永盛駅を結ぶ。磐城浅川―里白石間でも第2社川橋梁が流出し、西金―上小川間では第2久慈川橋梁が傾くなどの被害が出ている。

 JR東日本水戸支社は、10月15日から水戸―常陸大宮間と上菅谷―常陸太田間で運転を再開した。常陸大宮―郡山間の復旧にはかなりの時間がかかる見通しだ。

大子町にあるJR水郡線の第6久慈川橋梁が、増水した川に流された。橋は袋田駅の北側に位置する。2019年10月14日正午ごろ撮影(写真:日経 xTECH)
[画像のクリックで拡大表示]

増水で流されたJR水郡線の第6久慈川橋梁。橋脚はほとんど残っていない。2019年10月14日正午ごろ撮影(写真:日経 xTECH)
[画像のクリックで拡大表示]

この先は有料会員の登録が必要です。今なら有料会員(月額プラン)が12月末まで無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら