世界的な時計メーカーであるスウォッチグループの新本社が、スイス西部の街ビールで2019年10月3日にオープン。関係者やマスコミに内部が初めて公開された。設計を手掛けたのは坂茂氏。スウォッチ本社を中心に、「CITÉ DU TEMPS(シテ・デュ・タン) ミュージアム/カンファレンスホール棟」と生産施設「オメガファクトリー」の合計3棟を建設。総事業費は2億2000万スイスフラン(約235億5000万円)に上り、設計から開業まで約8年半を要した。

2019年10月3日、スイスの街ビールでスウォッチ本社がオープンした。敷地南側に流れるシュス川沿いには新たに歩道も整備され、建物とランドスケープが調和している(写真:日経アーキテクチュア)
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建物を南から見る。スウォッチ本社(右手)の屋根は、公道をまたいでシテ・デュ・タンに架けた(写真:日経アーキテクチュア)
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 「坂茂さんのおかげでファンタスティックな建物ができた。この建物が完成したことを誇りに思う」。オープンに際して、スウォッチグループのニック・ハイエックCEO(最高経営責任者)はそう語った。坂氏は、「8年半というのは、これまで手掛けた建築の中で最も長い。金額や規模でプロジェクトを比べることはできないが、このスウォッチ・オメガの建築は私の生涯に残るプロジェクトであり、今後の建築家としての方向性を定めるものとなった」と話した。

左が坂茂氏、右がスウォッチグループのニック・ハイエックCEO(写真:日経アーキテクチュア)
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