これからのエンジニアは、英語で自らを発信していくことが大事です。自ら発信し、異なる背景や知見を持った海外の技術者と意見を戦わせるために必要な英語力を身に付けましょう。私が英文メールや英文プレゼンテーションを作成する際に特に気を配っているのが、単数形と複数形の使い分けです。

日本語ではあいまいな単数形・複数形

 日本語には単数形と複数形の明確な使い分けがなく、“一つ”の話なのか、“複数”の話なのか、あいまいになりがちです。一方英文では名詞の前に“a”が付いたり、後ろに“s”が付いたり、動詞に三単現の“s”が付いたりなど、単数形と複数形で表現が変わります。英語ネイティブな人は単数形・複数形の違いを意識して読み書きしています。我々も英文でやり取りするときは、十分に注意を払う必要があります。

 高速道路の標識を例に考えてみます。複数の車線(レーン)があり、どちらかが本線から外れて別経路に切り替わる場合、日本だと「◯◯方面は右側レーンに寄れ」などの標識が出てきます。英語だと、“Use Right Lanes”や“Use Right Lane”となります。

 最初の文章だと、複数レーン(少なくとも2レーン)の経路が変わることを意味しており、後の文章だと1レーンだけが経路変更になることを意味しています(交通標識では単数形を表す“a”は省略される場合が多い)。標識のLaneに“s”が付くか付かないか注意していないと、道を間違いかねません。

 データセンター関連で話題のOpenFlowスイッチの規格文書に、【1】の文があります。

【1】
 An OpenFlow Switch consists of one or more flow tables and a group table, which perform packet lookups and forwarding, and an OpenFlow channel to an external controller( Figure 1).(OpenFlow Switch Specification Version 1.1.0 Implemented(Wire Protocol 0x02) http://www.openflow.org/documents/openflow-spec-v1.1.0.pdfより引用)

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