セールスフォース日本法人はDX支援の具体策としてシステムインテグレーターをはじめとするパートナー企業の支援に力を注ぐ。スタートアップ支援に1億ドル(100億円)を投じる計画も表明。日本法人の取り組みをショーケースに、成果を世界各地に横展開する考えだ。

 2019年4月、セールスフォース・ドットコム日本法人は日本独自の施策を盛り込んだプログラム「DXアクセラレーション」を発表した。同プログラムを通じて、まずSIパートナー企業における人材採用を後押しする。学生の採用や非IT人材の転職イベントの開催を支援するとともに、無料のオンライン教育コンテンツを充実させ、IT人材の育成や、クラウドやAI(人工知能)に関するスキル習得を支援する。認定技術者を3年間で約1万人に増やす計画だ。

 既存パートナーと新規パートナーのマッチングも図る。既存パートナーがセールスフォースのクラウドを使ったDX支援プロジェクトに取り組む際、新規パートナーと共同でプロジェクトに臨んでもらう。

セールスフォース・ドットコム日本法人のパートナーマッチング制度
(出所:セールスフォース・ドットコムの資料を基に日経コンピュータ作成)
[画像のクリックで拡大表示]

 プロジェクトを通じて新規パートナーを即戦力に育てるのが狙いだ。2019年度中にパートナー企業数を310社と3割強増やす。既存パートナーにとっても新規パートナーを紹介してもらうことで、技術者不足を補える。

 「これまでパートナーの中で少なかった中規模以下のインテグレーターに声をかけている」(セールスフォースの井上靖英常務執行役員)。大手の下請けではなく、自ら顧客を獲得できるようになりたいと考える中小のインテグレーターが新規パートナーとして名乗りを上げているという。

 新たにパートナーになるとセールスフォース側の担当者とともに3年間の育成計画を立てる。インテグレーターとしての強みや補いたい領域も聞き取ってマッチングする。

この先は有料会員の登録が必要です。今なら有料会員(月額プラン)が12月末まで無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら