路線バス大手の神奈川中央交通(神奈中)は2019年10月1日、消費増税に対応するためのシステム改修の過程で不具合があり、運賃を過収受していたと発表した。

 増税前の9月21~26日に神奈川県内の横浜営業所と戸塚営業所の一部路線バスで、運賃表示・収受機に誤って増税後の運賃を設定し、1乗車当たり1~10円多く徴収していたことが分かったという。同社は返金のため、心当たりがある乗客に申し出るように呼びかけている。システム不具合の原因は調査中で、2019年10月1日午後5時半の時点では判明していない。

 国土交通省が10月1日に取りまとめたところによると、増税前に運賃を過収受した事案が神奈川中央交通に加えてJRバス関東、京浜急行バス、奈良交通など合計9社あったという。判明しているだけで合計1263件、6477円分の過収受があった。

 国交省によれば10月1日にバス業界で発生した事案についてはまだ報告を受けていないというが、今後新たな誤収受やシステム不具合が判明する可能性もある。公共交通機関については、鉄道でも大阪メトロや京成電鉄などで消費増税に伴うシステム不具合が発生している。