国内外の最新プロジェクトをチェックできる新連載「建築カレンダー」。近くオープンするものを毎月厳選し、それぞれのイメージや概要データなどを開業順に伝えていく。各地で広がる開発ラッシュを見逃すな!

 2019年9月の注目プロジェクトは次の5件だ。

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伊東豊雄氏設計、波形大屋根を持つ陸上スタジアム

新青森県総合運動公園陸上競技場(9/1開業)

9月1日にオープンした新青森県総合運動公園陸上競技場。呼称はネーミングライツを地元企業が取得し、「カクヒログループアスレチックスタジアム」となった(写真:吉田 誠)
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新青森県総合運動公園陸上競技場の外観(写真:吉田 誠)
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 青森市の郊外にある運動公園で、国際大会も開催できる陸上競技場が9月1日にオープンした。建物の意匠設計は伊東豊雄建築設計事務所、構造設計は佐々木睦朗構造計画研究所、施工は大林組・丸喜齋藤組・西村組JVが担当。主競技場の事業費は約160億円だ。

 スタンドに約2万席の観客席を設置。観客席を覆うようにして約26m跳ね出した大屋根が特徴だ。山の樹木が連なる様子から着想を得た。大屋根は海側から吹き付ける卓越風を逃がし、フィールドやスタンドを守る役割を持つ。軒天にはGRC(ガラス繊維強化セメント)のパネルを1000枚以上使用。「ヤジロベエの原理」を応用し、外周側の柱を細くすることで開放的なコンコースを実現した。

【建築概要】
■所在地:青森市高瀬外地内
■建築面積:1万8643.21m2
■延べ面積:3万1465.95m2
■構造:鉄骨造、鉄骨コンクリート造
■階数:地下1階・地上4階
■発注者:青森県
■設計・監理者:伊東豊雄建築設計事務所(意匠)、佐々木睦朗構造計画研究所(構造)、総合設備計画(設備)、中央大学理工学部環境デザイン石川幹子研究室(外構基本設計)
■施工者:大林組・丸喜齋藤組・西村組JV(建築)、ユアテック・張山電氣・洋電社JV(電気)、ダイダン・北日本管工業・大青工業JV(機械)
■設計期間:2013年8月~15年8月
■施工期間:2015年12月~18年12月
■供用開始日:2019年9月1日
■客席数:2万809席
■総事業費:主競技場として約160億円(事業エリア内の補助競技場、投てき・アーチェリー場、外構を含む)

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