地方の中小規模の建設会社と大学などがタッグを組み、ダンプトラックのロボット化に挑む例を紹介する。

 宮城県加美町の佐藤工務店と東北大学、千葉工業大学、三洋テクニックス(仙台市)、コーワテック(東京都港区)の5者は、ダンプトラックを自律走行させて、積み込んだ土砂の搬送作業を自動化する技術の研究開発に取り組んでいる。

土砂を運搬する6輪ダンプトラック(写真:佐藤工務店、東北大学、千葉工業大学、三洋テクニックス、コーワテック)
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 「中小規模の建設会社の多くは人手不足の状況だ。貴重な熟練オペレーターは、本来なら油圧ショベルなどスキルを必要とする作業に充てたいが、搬送という単純作業に充てざるを得ないことを不本意に思っている」。プロジェクトメンバーの1人、東北大学未来科学技術共同研究センターの鈴木高宏センター長補佐は、搬送作業を自動化するニーズをこのように解説する。

 ICTを組み込み、無人化機能を備えたダンプは、既に重機メーカーを中心に開発が進んでいる。しかし、価格が高く、現時点では大手ゼネコンが導入しているにすぎない。このプロジェクトには、全国の建設現場の9割以上を担う中小規模の建設会社が比較的手軽に導入できる無人化重機を実現するという狙いもある。

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