マツダの小型クロスオーバーSUV(多目的スポーツ車)の新型「CX-30」は、新プラットフォーム(PF)「スモール」に基づいて開発した次世代ボディーを適用し、ボディー骨格の質量増加を抑えながら、衝突安全に対応した(図1)。

図1 次世代ボディーを適用した「CX-30」
(撮影:日経Automotive)
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 新型車のボディー骨格全体に対する超高張力鋼板の使用比率(質量比)は30%。その内訳は1.5GPa級のホットスタンプ(熱間プレス材)が7%、1.3GPa級の冷間プレス材が5%、1.2GPa級の冷間プレス材が10%、980MPa級の冷間プレス材が8%である。

 同じ車格の小型SUV「CX-3」の場合、超高張力鋼板の使用比率は18%(1.2GPa級が2%、980MPa級が16%)だった。新型車は超高張力鋼板の使用比率を、CX-3の約1.6倍に増やした。

 また、CX-3では使っていなかった1.5GPa級のホットスタンプと1.3GPa級の冷間プレス材を使用した。1.3GPa級の冷間プレス材をボディー骨格に使うのは、同社の中型セダン・ハッチバック車「マツダ3」に次いで2車種目となる(関連記事)。

 CX-30とマツダ3は、同社のスモールPFに基づいて開発した次世代ボディーを適用する。そのため両車のボディー骨格は、同じ考え方に基づいて高張力鋼板を使用している(図2)。

図2 超高張力鋼板を使用した部位
(マツダの資料を基に日経Automotiveが作成)
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