これからノートPCを購入するなら、スペック上のバッテリー駆動時間が長い製品を検討してみよう。本特集でこれまで説明してきたバッテリーを長持ちさせる設定術や使い方を組み合わせると、長時間連続して使用できるだろう。

 ノートPCのカタログはたいてい、バッテリー駆動時間を記載している。しかし実際に使ってみた動作時間と「違う」と思った経験はないだろうか。そこで今回は、メーカー公称のバッテリー駆動時間の読み解き方を紹介する。

公称値と実際の動作時間、使用環境に違い

 メーカー公称のバッテリー駆動時間と実際のバッテリー駆動時間に差があるのは、メーカーが公称値の測定に利用している条件と実際の使用環境に差があるためだ。

 公称値はほとんどの場合、業界団体である電子情報技術産業協会(JEITA)が2014年に定めた「JEITAバッテリ動作時間測定法(Ver. 2.0)」を基準としている。こうした基準が用意されている理由は、バッテリー駆動時間が測定条件と測定方法によって変化するからだ。

 マウスコンピューター取締役 開発本部長 品質管理本部長の軣秀樹氏は、「メーカー独自のルールで測定すれば、バッテリー駆動時間はいくらでもよく見せられる。しかしそれではユーザーの混乱を招くため、JEITAの定める基準を使うことが推奨されている」と説明する。

JEITAにある「JEITAバッテリ動作時間測定法(Ver. 2.0)」のWebページ
(出所:電子情報技術産業協会)
[画像のクリックで拡大表示]