本特集はバッテリー駆動時間を延ばす方法を中心に、PCの節電について解説していく。今回はバッテリーをできるだけ劣化させないPCの使い方を紹介する。

バッテリーには寿命がある

 ノートPCが搭載しているリチウムイオンバッテリー(リチウムポリマーバッテリーも含む)には寿命がある。充放電を繰り返すと劣化していき、満充電容量が次第に減っていく。どのくらいの早さで減っていくかは製品や使い方によって異なる。満充電容量が減れば、そのぶんバッテリー駆動時間は短くなる。

 例えば富士通クライアントコンピューティングのWebサイトには、「一般的なリチウムイオンバッテリーは、500回の充電と放電を繰り返すと寿命に近くなる」という内容の記述がある。2014年の情報なので回数は変化している可能性があるが、目安にはなるだろう。

富士通クライアントコンピューティングの「FMVサポートサイト」には、バッテリーに関する詳しい解説がある
(出所:富士通クライアントコンピューティング)
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 米アップルが公開している情報によると、同社のMacBookのバッテリーはバッテリーの容量を100%消費することで1カウントされる充電サイクルを多数繰り返しても、本来の容量(設計容量)の最大80%を維持できるように設計されているとしている。同社製品に限った説明だが、参考にはなるはずだ。

アップルの公開情報では、誤解されやすいバッテリーのサイクルカウントについても具体的な説明がある
(出所:米アップル)
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