不動産テックのコミュニティー「PropTech JAPAN」は2019年9月20日、不動産テックに特化したスタートアップのピッチカンファレンス「PropTech Startup Conference 2019」を開催した。登壇したのは、公募の後にPropTech JAPANが選考したスタートアップ企業17社だ。各社が7分間のピッチ(事業説明のプレゼン)をした後、来場者の投票によって「BEST OF PROPTECH 2019」3社が決定した。

 PropTechとはProperty(プロパティ-)×Technology(技術)の造語で、不動産テックを意味する。PropTech JAPANは、不動産分野のイノベーションに取り組むスタートアップの活動をサポートするために、エコシステムの構築・発展に取り組む任意の団体だ。2017年から活動を開始し、2019年9月時点で参加者が1000人を突破した。

 「BEST OF PROPTECH 2019」に選ばれたのは、世界17カ国を対象とした不動産データベースプラットフォームを運営する「Propre Pte. Ltd.」(シンガポール)、初期費用無料のスマートロックを提供する「ビットキー」(東京都中央区)、様々な企業の本人確認を代行する「TRUSTDOCK」(東京都千代田区)だ。

 また今回のカンファレンスのスポンサー2社からの特別賞も発表した。AI(人工知能)を使って中古不動産の売買を支援するGA technologiesはビットキーに、住宅ローン専門金融機関のARUHI(アルヒ)はEQON(東京都新宿区)に特別賞を贈った。

 カンファレンスの最後に登壇したPropTech JAPANのオーガナイザーで、イベントの企画運営を手掛けたデジタルベースキャピタル(東京都千代田区)の代表パートナーの桜井駿氏は、「PropTechへの関心の高まりを感じた。この勢いを加速するため、来年は2日間にわたるカンファレンスを開催したい。海外からの参加者を増やし、日本と海外のPropTechに関心をもつ人々が交流できる場をつくりたい」と、2020年の開催を宣言した。

 ここからは、「BEST OF PROPTECH 2019」に選ばれた3社と、特別賞の各社のプレゼン内容の概要を報告する。

「BEST OF PROPTECH 2019」の受賞者と賞のプレゼンター。左から、PropTech JAPANの桜井駿氏(創設者)、スポンサー企業であるGA technologiesの樋口龍氏(代表取締役社長 CEO)、「BEST OF PROPTECH 2019」を受賞したPropre Pte. Ltd.の白井久也氏(創業者 CEO)、TRUSTDOCKの千葉孝浩氏(代表取締役 CEO)、ビットキーの福沢匡規氏(代表取締役 COO)(特別賞の「GA technologies賞」も受賞)。特別賞の「ARUHI賞」を受賞したEQONの沢井慎二氏(取締役 共同創業者)、スポンサー企業であるARUHI(アルヒ)の石橋薫氏(マーケティング本部副本部長 マーケティングコミュニケーション部長 デジタル戦略部長) (写真:日経 xTECH)
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