米ヴイエムウェアは2019年8月26日(米国時間)、AWS(Amazon Web Services)と共同開発したクラウドサービス「VMware Cloud on AWS」に移行することで、オンプレミス環境で同等のキャパシティーを用意するのに比べて、運用コストを59%削減できるとする調査結果を発表した。

 調査は米フォレスターコンサルティング(Forrester Consulting)に委託して実施した。企業へのインタビューから導き出したモデル企業は80サーバーを抱え、仮想マシン(VM)と物理サーバーの比率は40対1。利用するソフトウエアは、予算が年間200万ドル、契約は3年間である。

 VMware Cloud on AWSはヴイエムウェアの仮想化製品をAWSのベアメタルサーバー上で提供する、ヴイエムウェアのマネージドサービスである。2017年8月にAWSの米国オレゴンリージョンでサービスが始まり、2018年11月には東京リージョンでも提供開始された。

 現在、VMware Cloud on AWSは世界の16のAWSリージョンで利用できる。2018年8月以降、VMware Cloud on AWSの顧客は4倍、VMの合計は9倍、VMCコンピテンシーを持つパートナーの数は3倍、ISVパートナー検証ソリューションの数は3倍に増加しているという。

 VMware Cloud on AWSの用途について、ヴイエムウェアでVMware Cloudを担当するマーク・ローマイヤー氏は「オンプレミス環境にある既存ワークロードの移行や、リソースがひっ迫した際の手当て、DR対策などが多い」と話す。

ヴイエムウェアでVMware Cloudを担当するマーク・ローマイヤー氏
[画像のクリックで拡大表示]

 VMware Cloud on AWSでは、ヴイエムウェア製品が稼働する領域からAWSのサービスを連携できる。ローマイヤー氏は、こうした用途のユースケースとして「ミッションクリティカルなシステムを動かす顧客の一部は、AWSオブジェクトストレージであるAWS S3をデータのバックアップに使っている。ヴイエムウェア製品上で稼働するアプリから、AWS RDSといったAWSのデータベースサービスを連携している例もある」と説明する。