インフラ点検や災害対応などに使うロボットの大規模な試験場「福島ロボットテストフィールド」(福島RTF)の建設が、福島県南相馬市で進んでいる。既に試験用プラントなどが開所済みで、2020年3月までに全ての施設がオープンする予定だ。

福島ロボットテストフィールドの完成イメージ
無人航空機が離着陸する滑走路なども備える。総事業費は約155億円(資料:福島イノベーション・コースト構想推進機構)
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 福島県が、東京電力福島第1原子力発電所事故からの復興事業として建設している。約50haの敷地に試験用の橋やトンネル、プラント、市街地などを建設。延長500mの滑走路や航空法の適用外となる緩衝ネット付き飛行場、土砂の崩落現場、濁度を変えられる水槽なども整備する。

 供用中のインフラを実証試験に使う場合、管理者の許可を取らなくてはならず、場合によっては交通規制が必要になる。福島RTFは、ロボットの開発者などが、こうした制約を受けずにいつでも使える点がメリットだ。

 試験用の橋やトンネルでは、ひび割れや浮きなどの変状を模したテストピースを各所に埋め込むほか、支承部の機能障害も再現する。経済産業省などがまとめたロボットの性能評価手順書に沿った試験に対応する。

建設中の試験用橋梁。長さ50m、道路幅は10m。2020年3月までに完成する予定だ(写真:日経コンストラクション)
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