端子類はこの手のミニノートPCとしては普通だが、ノートPCでは非常に珍しいことに、空いた状態のM.2スロットを搭載している。一般的なノートPCでM.2スロットがあってもストレージ用に使用済みで空いていないことが多い。ところが、OneMix3シリーズではなぜかこのローエンドモデルのみ、M.2スロットをユーザーが利用できる。

 そこで、筆者は512GBのSSDを追加することにした。このM.2スロットが対応しているのは交換用SSDで一般的な「2280」サイズではなく小型の「2242」サイズ。追加投資としてはちょっと「お高い」が、OneMix3は長く使いそうなので全力を尽くすことにした。

購入した2242サイズのM.2対応SSD(左)。2280サイズのSSDと比較すると短い
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 筆者が調べた中で一番入手しやすく低価格だったのは、Trancend(トランセンド)ブランドの「M.2 SSD 430S」シリーズに属する512GBの「TS512GMTS430S」。約1万2000円で購入した。ただ、OneMix3のせいか原稿執筆時点では売り切れ状態の店も多かった。

 OneMix3の底面は6個の小さなねじで固定されている。精密ドライバーで外すとM.2スロットが見える。しかし、スロット上にリボンケーブルが配置されており、見た瞬間は「本当に使っていいのか」と戸惑った。

 リボンケーブルを避ける方法もなさそうなので、思い切ってリボンケーブルの上にSSDを置いて固定する。SSDを固定するねじはなぜか付属していなかったので、自作PC用のマザーボードに付属していたねじを流用した。

底面のねじを外すと、PC内部にアクセスできるようになる
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写真の右上にあるのがM.2スロット。SSDを組み込むとリボンケーブルにかぶさってしまう
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 M.2対応スロットに挿したSSDでストレージのベンチマークソフト「CrystalDiskMark 6.0.2」を実行したところ、連続読み出し性能は560MB/秒前後、連続書き込み性能は500MB/秒前後と、ほぼスペック通りの数値となった。システムストレージと比べれば遅いもの、違いはあまり体感できなかった。

 ミニノートPCではシステムストレージが足りなくなっても交換できない製品が多い。システムストレージの空き容量不足を恒久的に補うには、コンパクトなUSBメモリーをUSB 3.0ポートに挿しておかなければならないことを考えると、大きなメリットと言える。

M.2スロットのSSDでCrystalDiskMark 6.0.2を実行した。ほぼSSDの仕様通りの結果となった
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