技術の進化や移り変わりが激しいIT業界。日々勉強しなければ、なかなかついていけません。普段は忙しくて余裕がなくても、夏休み期間中なら時間が取れるという人もいるでしょう。

 ここでは、日経 xTECHの中の学習サイト「日経 xTECH ラーニング」の講座から、夏休みに学び直したい基礎知識を紹介します。50種類ほどの講座の中から、2019年4~7月に読まれた人気講座5つを厳選。それぞれの講座で解説している内容から、すぐに役に立つトピックをピックアップしました。

 より詳しく学ぶ場合は、日経 xTECH ラーニングの講座をご覧ください。日経 xTECH有料会員ならすべてお読みいただけます。一部講座は登録会員(無料)も全編アクセス可能です。

 では早速、学んでいきましょう。5つのテーマは「文章術」「データベース」「データ分析」「Amazon Web Services(AWS)」「システム設計」です。あなたはいくつ分かりますか?

こんな文章あるある!悪文から学ぶ文章術

 最初に紹介するのは、開発現場での文章スキルです。

 開発ドキュメントに、以下の文章がありました。一見どこにでもありそうですが、実は危険です。何が問題か分かりますか?

よくある文例

各チームが最初に作成する成果物をレビューする。

 この文章には「作成する」「レビューする」と動詞が2つありますが、それぞれの主語が「各チーム」なのか、あるいは他の誰かなのかがはっきりしません。

 さらに「最初に」という副詞が「作成する」「レビューする」のどちらにかかるのかも分かりません。そのためいくつもの解釈が成り立ちます。解釈によって、求められている作業が全く異なります。

 主語や係り受けをはっきりさせた文例の1つを以下に示します。「レビューする」の主語が「各チーム」で、「最初に」が「作成する」にかかる場合の例です。

修正した文例
各チームは、自分たちが最初に作成した成果物を、レビューする。

 このほかの文例は、「開発ドキュメントの悪文修正術[正しい日本語]」で紹介しています。現場によくある悪文の修正を通じて、適切な文章の書き方を解説する講座です。

開発ドキュメントの悪文修正術[正しい日本語]

 ITエンジニアには技術力だけでなく、高い文章力が求められます。要件定義書や設計書など、ソフトウエアの開発ではいくつもの文書を作成するからです。

 技術や業務の複雑な仕組みを、相手に合わせて誤解が生じないように記述するのは容易ではありません。それができていない“悪文”は少なからず存在し、手戻りやトラブルを生んでいます。本講座には、「こんな文章、あるある!」と思える悪文が満載です。それをどう改善するのか、確認してみてください。