大手キャリアが従来よりも安い料金プランを導入したこともあり、MVNO(仮想移動体通信事業者)の契約者数が伸び悩み傾向にある。正確にカウントしたわけではないが、主にMVNOの格安SIMユーザーに向けて発売されるSIMフリースマホの機種数も2~3年前から減ってきたように思う。

 機種数が減った今、どんな機種に人気が集まっているかといえば、販売価格が3万~4万円台のモデルだ。いずれも日常使いに不便がなく、コストパフォーマンス(費用対効果)の高い機種である。逆に言えば、「高コスパモデル」を作れるメーカーだけが生き残った、と言うこともできよう。

 ここでは、2019年の上半期に国内で販売されたSIMフリースマホの中から、筆者がコストパフォーマンスの高さを評価した5モデルを選んで紹介する。

第5位 AQUOS sense2

 第5位に選んだのは「AQUOS sense2」だ。解像度は2160×1080ドットで約5.5インチのIGZOディスプレーを搭載。ボディー幅は約71ミリに抑えられており、昨今のAndroidスマホの中では小さめで、片手でも操作しやすい端末だ。

約5.5インチのIGZOディスプレーを搭載するAQUOS sense2
(撮影:村元 正剛、以下同じ)
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 一番の魅力は、防水・防塵(ぼうじん)とおサイフケータイに対応していること。どちらも大手キャリア向けのスマホでは当たり前の機能だが、SIMフリースマホでは対応機種が少ない。

 CPUは米クアルコム(Qualcomm)のSnapdragon 450(1.8GHz、8コア)で、メインメモリー(RAM)は3Gバイト。カメラは背面が約1200万画素で、前面が約800万画素だ。現在、日本で買えるスマホの中では低いスペックで、ライトユーザー向けのモデルといえるだろう。

 量販店での実勢価格は3万7670円(税込み)。MVNOでSIMとセットで購入する場合は、さらに安い価格で購入できるようだ。日本メーカー製のSIMフリースマホは、海外メーカー製に比べると高い印象があったが、AQUOS sense2は値ごろ感がある価格だと思う。防水やおサイフケータイが必須の人は買いだろう。