チャンネルボンディングを有効にして通信を高速にする

 無線LANには、複数のチャンネルを束ねて高速に通信する「チャンネルボンディング」という仕組みがある。Wi-Fiルーターの設定画面の「倍速モード」などの設定項目が該当する。初期設定で5GHz帯はオン、2.4GHz帯はオフになっている場合が多い。

 2.4GHz帯の通信速度を上げたいなら、オンに設定しよう。ただし、拡張したチャンネルを他のWi-Fiネットワークで使用していることを検知すると、チャンネルを束ねず通信する場合がある。

 ちなみに、チャンネルボンディングの設定はPCにもある。採用しているワイヤレスアダプターのメーカーなどによって設定画面は異なる。

無線LANの設定画面では、チャンネルボンディング「倍速モード」などと記載される。これを倍に設定しよう。画面はバッファローの「WSR-2533DHP2-CB」の設定
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PC側でチャンネルボンディングの設定状況を確認するには、ネットワークアダプターのプロパティから「構成」を開き、「詳細設定」タブの設定項目を見る。米インテル(Intel)のワイヤレスアダプターの場合、「チャネル幅」が該当する。デフォルトは「自動」で、設定は不要だ
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ルーターのファームウエアは最新に

 Wi-Fiルーターのファームウエアは、常に最新版を利用しよう。不具合があれば修正され、新たな機能が追加されることもある。

 ファームウエアの自動更新機能がある機種は、メーカーが最新ファームウエアの配布を始めると、自動的にダウンロードして指定した時間帯に適用する。ただし、ファームウエアの更新中はネットに一切接続できなくなるため、更新時間はネットを利用していない早朝や深夜などに設定しよう。

 オンラインアップデートに対応している機種もある。やはりアップデートの適用中はインターネットに接続できなくなるため、時間に余裕を持って作業したい。また、ファームウエアの更新中にWi-Fiルーターの電源をオフにすると、ファームウエアが破損する恐れがある。そうなるとWi-Fiルーターを起動できず、修理が必要になるので注意したい。

ファームアップで機能の追加や不具合が修正される。現在売られているほとんどの機種がオンラインアップデートに対応している。画面は「Aterm WG2600HP3」(NECプラットフォームズ)の設定
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田代 祥吾(たしろ しょうご)
PC周辺機器メーカーから日経WinPC編集部を経て、現在はフリーランスライターとして活動。日経PC21や日経PCなどで記事を執筆している。得意ジャンルはPCやスマートフォン、自動車、アキバ系サブカルチャーなど。