石川県の白山麓に計画された全寮制の高等専門学校である。

 5年の教育期間のうち、初めの2年間は全学生がこの地に住まい、学ぶ。その後ニュージーランドに1年間留学し、帰国後2年間、現金沢校舎で学ぶというプログラムを組み、国際的なイノベーターを育てることを教育目標としている。

敷地を南から見下ろす。中央の円形広場を校舎棟が囲む(写真:エスエス北陸支店)
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「図書+コモンズ」棟。手前がピロティ(写真:エスエス北陸支店)
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温泉施設を南西から見る(写真:エスエス北陸支店)
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学生寮の北西からの外観(写真:エスエス北陸支店)
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 グローバルな人材育成のために日本の自然豊かな山間部に身を置き、ローカルな社会を知ることは、多様な価値観を受け入れて真のイノベーターになるために重要なことであろう。地域性豊かな場で学ぶことで、現代の日本が抱えている様々な課題――地方の過疎化、少子高齢化、人口減少、林業の再生、エネルギー問題など――に対して主体的に取り組んでいく姿勢が育まれるのではないかと思う。

 キャンパス全体は5つの棟で構成されている。このうち既存の大型施設「KITイノベーションハブ」は、もともとこの地にあった旧かんぽの郷を改修しており、産学連携の様々な研修に利用する。

 「国際高等専門学校」は、校舎棟・体育館棟・学生寮の3棟から成る。

 地域住民に広く開放している温泉施設は、近隣および能登の古民家と土蔵を移設した休憩棟のほか、家族風呂と新設の大浴場棟から成る。大浴場棟は地場の能登ヒバを主体にした木と鉄筋コンクリート(RC)の混構造であることが大きな特徴である。

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