ECサイトのUI/UX(ユーザーインターフェース/ユーザーエクスペリエンス)は利用者の利便性の向上に欠かせない要素だ。では、技術者が評価するECサイトの操作画面とは何だろうか。

 日経 xTECHでは「Amazon.co.jp(アマゾン)」「Yahoo!ショッピング」「楽天市場」の3大ECサイトについて、「3大ECサイト利用実態調査」を実施した。その結果を見てみよう。

 アンケートでは、メインに使っているECサイトの良い点を挙げてもらった。第1位は、前回紹介した「検索窓に入力したキーワードで欲しい商品がヒットする」(47.2%)だった。120人の回答者が重視するポイントに挙げている。

 第2~4位にはUI/UXに関する項目が並んだ。「商品を比較しやすい」(33.9%)、「商品の画像が見やすい」(22.4%)、「画面表示のレスポンスが早い」(22.0%)といったUI/UXに関する項目が上位に選ばれている。これらは商品購入時の使い勝手に直結する要素だ。UI/UXの評価がメインに利用するECサイトの選択につながっているといえそうだ。

メインに利用するEC サイトの良い点
(1人当たり最大3つ選択してもらった)
[画像のクリックで拡大表示]

 では、利用者が操作画面で重視することは何だろうか。ECサイトの操作画面で重視することを尋ねたところ、第1位は「商品を比較しやすい」(147人)だった。項目のなかで唯一過半数を獲得し、回答者の57.9%がECサイトの操作画面で重視していると答えた。第2位とは15.4ポイントの差がついている。

EC サイトの操作画面で重視すること
(1人当たり最大3つ選択してもらった)
[画像のクリックで拡大表示]

 第2位は「商品一覧の画面が見やすい」(108人)で42.5%、第3位は「商品の詳細画面が統一されている」(89人)で35.0%、第4位は「商品画像が見やすい」(69人)で27.2%だった。第2~4位を見ると、技術者がECサイトを評価する際に、商品情報の見やすさを重視していることが分かる。

 ここまで、画面について回答者が評価するポイントを挙げた。しかし、技術者がECサイトのUI/UXに満足していない点もあるはずだ。自由記入欄を分析すると、ECサイトのUI/UXの不満点が浮き彫りになった。

 まず、商品一覧の画面が見づらいといったコメントだ。

いずれのECサイトもゴチャゴチャ感が強い。まるで激安量販店のようである。(60代以上、電子・機械系)
1つのショップの商品で検索結果が埋め尽くされることがある。(50代、その他)
商品一覧が無駄に縦に長い。(30代、電子・機械系)

 1画面に多くの商品画像を表示しすぎると、回答者がゴチャゴチャしている印象を受けるようだ。また、商品の詳細画像が統一されていないことに不満を抱く回答者も多かった。

Yahoo!ショッピングや楽天市場のPCページは、各ショップが趣向を凝らし過ぎて商品詳細が分かりづらいものがある。一方、スマホページは型が決まっていて安定しているので使いやすい。(50代、電子・機械系)
Yahoo!ショッピングや楽天市場は広告が多く、商品詳細画面がゴチャゴチャしている。(40代、電子・機械系)

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