スタート以来、日経 xTECHの名物コラムとなった「テクノ大喜利、ITの陣」。今回はその第4回だ。毎回、複数の識者に共通のお題(質問)を投げかけ、識者にはそれに答える形で論陣を張ってもらう。お題は日本企業のIT利活用の問題点やIT業界の構造問題、そして世間の耳目を集めたIT絡みの事件などだ。

 第4回のお題は「デジタルの実験(PoC)ばかりでイノベーションを起こせない訳は?」。今回は新たに大喜利メンバーになった4人の識者に答えてもらう。ラストを飾るのは東京理科大学大学院の田中芳夫教授だ。外資系コンピューターメーカーで製品の開発製造などを手掛け、経済同友会でイノベーション促進への提言をまとめるなど幅広く活動する田中氏は、日本が抱える根本問題に斬り込む。(編集部)

田中 芳夫(たなか よしお)
東京理科大学大学院 経営学研究科技術経営専攻 教授
田中 芳夫(たなか よしお) 1949年生まれ。大学卒業後に大手重工業メーカーに入社し、システム開発などを担う。1980年に外資系コンピューターメーカーに転職しシステム・製品開発に従事。日本のPCの標準化にも尽力した。2005年に外資系ソフトウエア企業に初代CTOとして入社。2007年より国立研究開発法人に参画するとともに、東京理科大学大学院にてソフトウエア開発、技術戦略などを講義。現在「ものこと双発」の旗の下に産業や社会の構造改革を目指す。
【質問1】今のデジタルブーム、DXブームをどう見ているか
【回答】別に目新しいものではなく、今までのITへの過度な期待や恐れの延長線上にある
【質問2】なぜPoCは何の成果も出せずに終わるケースが多いのか
【回答】官製プロジェクトが多い、企業にとっては国策のお手伝いであり補助金目当て
【質問3】変われない日本、変われない企業に処方箋はあるのか
【回答】変革のために出るくいを打つな、旧体制の人は口を出してはいけない

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