スマホの料金プランは携帯電話事業者によってまちまち。以下では、2019年7月上旬時点の情報に基づいて各社の料金プランを分析していく。

 スマホの通信料を節約したければ、MVNO(仮想移動体通信事業者)への乗り換えが候補になる。

 MVNOは「格安SIM」や「格安スマホ」とも呼ばれ、通信料が携帯大手より大幅に安いのが特徴だ。その一方で、携帯大手に比べて混雑時に速度が落ちるなど品質面のデメリットも指摘される。

 MVNOの契約者は2018年から伸び悩んでいる。総務省の指針に従って、携帯大手が料金プランを値下げした結果、MVNOの魅力が薄れてきたためだろう。とは言え、全てのMVNOで契約者が伸び悩んでいるわけではない。MVNO市場で順調に顧客を増やし、シェア1位(2019年3月末時点、MM総研の調査)を獲得しているのが楽天モバイルだ。

 同社は1回10分以内の国内通話がかけ放題の「スーパーホーダイ」と、通信量の違いや音声通話の有無で選べる「組み合わせプラン」という、MVNOでは一般的なプランを提供している。今回は、これらのプランを携帯大手やサブブランドと比べてみよう。

 楽天モバイルは2019年10月以降、自社回線(MNO)による携帯電話サービスを開始する。楽天モバイルに3月14日以降に新規で加入した場合、MNOサービスの開始後に同社から送られてくるSIMカードに差し替えるだけで、料金プランや最低利用期間の変更なしで移行できる。3月13日以前に契約した人に対してもMNOサービスへの移行が案内される見通しだが、現在使用中の端末が対応しない可能性があるので注意したい。

 なお本記事にある料金は、いずれも税別である。

楽天「スーパーホーダイ」は10分の通話定額込み

 楽天モバイルの主力プランは、NTTドコモ回線を使う「スーパーホーダイ」だ。1カ月の通信量に応じて4種類のプラン(プランS/M/L/LL)がある。いずれも1回10分以内の国内通話定額がセットになっている。通信量を超過した場合は速度が制限され、通信が混み合う午後0~1時と午後6~7時は最大300kビット/秒、それ以外の時間帯は最大1Mビット/秒となる。

 「スーパーホーダイ」の月額基本料は「プランS」が2980円、「プランM」が3980円、「プランL」が5980円、「プランLL」が6980円だ。これに各種割引が適用される。

 まず無料で登録できる「楽天会員」になると、「楽天会員割」で加入月から24カ月目まで月500円引きとなる。さらに楽天の「ダイヤモンド会員」は500円×12カ月の割引を受けられる。これに加え、2年間または3年間の利用を約束した場合に適用される「長期割」がある。2年間と3年間で割引額は異なり、2年間の場合は加入月から24カ月目まで月500円引きに対し、3年間の場合は加入月から24カ月目までが月1000円引きとなる。

 以下の表には、楽天会員割と2年間の長期割を適用した金額を記載した。

楽天モバイル「スーパーホーダイ」の月額料金

この先は会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は初月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら