スマホの料金プランは携帯電話事業者によってまちまち。以下では、2019年7月上旬時点の情報に基づいて各社の料金プランを分析していく。

 UQモバイルは、UQコミュニケーションズが提供する格安スマホサービスだ。UQコミュニケーションズはKDDIの連結子会社であり、KDDIがメインで提供するauに対して、UQモバイルは「サブブランド」と呼ばれることもある。

 ただし、ソフトバンクのサブブランドであるワイモバイルとは業態が異なる。ワイモバイルは自社で通信設備を持つMNO(移動体通信事業者)であるのに対し、UQモバイルはKDDIから回線を借りるMVNO(仮想移動体通信事業者)である。

 一方でUQコミュニケーションズは、UQ WiMAXに関しては自社で通信設備を所有し、サービスを提供するMNOである。このように複雑な立ち位置にあるが、自社ブランドの店舗を構えて、テレビCMを放送し、端末とのセット販売を主体とするなど、携帯大手に近い業態でサービスを展開している。

 ここ1~2年、携帯大手は料金プランを値下げする傾向があり、MVNO市場は伸びが鈍化してきたといわれる。しかし、UQモバイルは順調に加入者を増やしている。MM総研の調査によると、2019年3月末時点でのMVNO市場の契約数シェアは、楽天モバイルに続いて2位となっている。

 では、UQモバイルの料金プランは携帯大手と比べてどれくらい安いのだろうか。ここでは、UQモバイルの音声通話付きプランを、auの現行プランと比較してみよう。料金はすべて税別で記載した。

3GB+5分通話定額で月額1980円

 主力の料金プランはプランS、M、Lの3つ。いずれも一定の無料通話分を含むことが特徴だ。ワイモバイルの料金プランと似ており、意図的に似せた対抗プランと捉えて差し支えないだろう。

 UQモバイルの料金プランの独自性は、電話の使い方によって無料通話分を2つのタイプから選べるところにある。「おしゃべりプラン」を選ぶと1回5分以内の国内通話がかけ放題になる。「ぴったりプラン」には、1回の通話時間に制限がない無料通話分が付いている。どちらを選んだ場合も、超過後は20円/30秒の通話料が加算される。

主力プランは無料通話分を含む

 加入して14カ月目からは、料金が1000円高くなる。これは、加入開始月から13カ月間は毎月1000円割引になる「イチキュッパ割」が適用されるためだ。

 通信量は、「プランS」が2GB、「プランM」が6GB、「プランL」が14GB。ただし、UQモバイルに新規契約・機種変更すると、月額500円の「増量オプション」が25カ月間無料で付与される。「増量オプション」により、通信量が「プランS」は+1GB、「プランM」は+3GB、「プランL」は+7GBとなる。

 通話に「ぴったりプラン」を選んでいる場合は、「増量オプション」によって無料通話分が最大2倍になる。しかも25カ月目に機種変更をして、そのときに「増量オプション」を申し込むと、さらに最大25カ月間「増量オプション」が無料となる。

 UQモバイルの料金プランは、契約の自動更新がある点に注意しよう。新規加入の場合、課金開始日を含む月を1カ月目として25カ月間が契約期間。その翌月(更新月)に解約しないとさらに24カ月契約として自動更新される。 更新月以外に解約すると、9500円の違約金が発生する。

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