スマホの料金プランは携帯電話事業者によってまちまち。以下では、2019年7月上旬時点の情報に基づいて各社の料金プランを分析していく。

 ワイモバイル(Y!mobile)は、MVNO(仮想移動体通信事業者)と同列に「格安スマホ」として扱われることが多い。しかし、ワイモバイルはMVNOではなく、自社で通信設備を保有するMNO(移動体通信事業者)だ。事業者名はソフトバンク。ソフトバンクは「ソフトバンク」と「ワイモバイル」の2つのブランドを展開し、メインのソフトバンクに対して、ワイモバイルは「サブブランド」と呼ばれることもある。

 サブブランドというと、「料金が安い」というイメージを持っている人は多いだろう。では、ワイモバイルの料金プランは、本当に携帯大手より安いのだろうか。

 そこで今回は、ワイモバイルの料金プランをメインブランドであるソフトバンクの料金プランと比較してみた。ワイモバイルの料金プランは「2年契約」の有無で料金が異なり、ここでは途中で解約した場合に違約金が発生する「2年契約あり」の場合の料金(税別)で解説する。

 2019年7月現在、ワイモバイルはスマホの端末代金と利用料金を切り離した「分離プラン」を導入していない。ワイモバイルのスマホを2年契約で購入した場合、一定額を24カ月間差し引く「月額割引」が適用される。以下では、端末代金と「月額割引」を計算に入れず料金を算出した。

通信量で選べるシンプルな3つのプラン

 ワイモバイルの料金プランはシンプルだ。毎月の通信量が異なる「スマホプランS」「スマホプランM」「スマホプランL」の3つがあり、いずれも1回10分までの国内通話が使い放題になっている。

ワイモバイルの料金プラン

 注意したいのは、加入翌月から12カ月間、月1000円引きになる「ワンキュッパ割」が適用される点だ。例えば「スマホプランS」は、ワンキュッパ割の適用期間中は月額1980円だが、適用期間外は月額2980円になる。

 さらに「データ増量無料キャンペーン」で通信量が増量される。月額500円(初月無料)の「データ増量オプション」に加入すると、加入翌月から24カ月間は無料になり、「スマホプランS」は+1GB、「スマホプランM」は+3GB、「スマホプランL」は+7GBのデータ増量となる。

 「データ増量無料キャンペーン」は終了時期未定のサービスで、ワイモバイルのスマホを契約する場合は加入すべきだ。ただし、3年目以降は月500円が課金される点に注意しよう。

 「スマホプランS」を1年間使ってから「スマホプランM」に変更するなど、契約期間内に通信量が異なるプランに変更することも可能だ。その場合、契約解除料はかからず、各種割引も引き続き適用される。例えば、「データ増量無料キャンペーン」の内容も、プランに合わせて引き継がれる。ただし「スマホプランL」から「スマホプランM」への変更など、通信量の少ないプランに変えた場合、端末代金に付随する「月額割引」は減額されることがある。

この先は会員の登録が必要です。今なら有料会員(月額プラン)が2020年1月末まで無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら