スマホの料金プランは携帯電話事業者によってまちまち。以下では、2019年7月上旬時点の情報に基づいて各社の料金プランを分析していく。

 スマホの通信料金と端末代金を切り離す「分離プラン」が本格的にスタートした。KDDI(au)は、2017年7月から「auピタットプラン」「auフラットプラン」という分離プランを提供していたが、2019年6月から「新auピタットプラン」と「auフラットプラン7プラス」を投入し、一部の旧プランは新規受付を終了した。

 2019年7月26日からは、使い放題の「auデータMAXプラン」も提供する。KDDIはこれらの新プランについて、発表会で「最大4割値下げ!」とアピールしていた。菅義偉官房長官の「携帯電話料金は4割程度下げる余地がある」という発言に応えるプランという位置付けなのだろう。

 KDDIは、毎月の通信料金から一定額を2年間割り引く「毎月割」が適用される従来プランも残している。月額6934円のLTEプラン(基本使用料934円+7GBのデータ定額料5700円+ネット接続料300円)である。ただし分離プランに比べると割高感があり、同社によると選択する人は既に少ないそうだ。このLTEプランは2019年8月31日に新規受付は終了となる。

 ここでは、「auデータMAXプラン」を含め、auの料金プランを選ぶポイントを解説する。auの料金プランは、2年契約を条件として途中で解約した場合に違約金が発生する場合と、いつ解約しても違約金が発生しない場合とで料金が異なる。さらに2年契約が1回と、2年契約の自動更新でも割引額は変わってくる。以下では「2年契約の自動更新適用時」の料金(税別)で解説する。

主力の料金プランは5つ

 auで主力となる料金プランを以下の表に整理した。着色した部分が新プランだ。

auの主力プラン

 毎月の通信量に合わせて5つのプランから選べる。どのプランもネット接続料を含み、通話料は20円/30秒の従量課金。新プランの場合、必要に応じて下記の通話定額オプションを追加する。

新プランの通話定額オプション

 「auデータMAXプラン」は無制限をうたっているが、大量のデータ通信または長時間接続を行った場合は、通信速度が制限される。スマホをモバイルルーターとして使う「テザリング」、通信量を複数端末で共有する「データシェア」、国際ローミングサービス「世界データ通信」については、上限が合計20GBとなっているので注意が必要だ。

 「auフラットプラン25 Netflixパック」の料金には、Netflix「ベーシックプラン」(月額800円)とビデオパス「見放題プラン」(月額562円)の利用料金が含まれる。Netflixを視聴したい人にとっては、「auフラットプラン20」よりお得なプランと言える。

 「auフラットプラン7プラス」は、7GB超過後に最大300kビット/秒で通信できる点をセールスポイントとしている。メッセージの送受信や音楽のストリーミング再生などにはさほど支障がないとされるスピードだ。Webサイトや地図の閲覧には、ストレスを感じる可能性はあるが、データチャージ(0.5GBで550円、1GBで1000円)をしなくても我慢できる範囲と言える。

 「auフラットプラン7プラス」では2019年秋以降、対象となるSNS(当初はTwitter、Instagram、Facebook、+メッセージ)の通信で消費した通信量をカウントしないことも予告している(ただし一部機能は対象外)。こうしたサービス提供形態を「ゼロレーティング」という。これらのSNSをよく使うユーザーにとっては、実質的に7GB以上使えるプランとなる。ゼロレーティングの対象サービスは今後増やしていく予定だ。

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