ダイハツ工業が2019年7月9日に発売した新型軽自動車「タント」は、樹脂製外板の一部を鋼板製に戻した。樹脂から鋼板に変えることでコストの増加を抑えながら、他の部分を軽くすることで車両全体の軽量化を実現した(図1)。

図1 新型「タント」
(撮影:日経Automotive)
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 先代車では、フロントフードとフロントフェンダー、フロントバンパー、リアバンパー、バックドア、スライドドアのレールカバー、給油口のふた(フューエルリッド)に樹脂を使っていた。

 このうち、フロントフードとフロントフェンダー、フロントバンパー、リアバンパー、レールカバー、給油口のふたはポリプロピレン(PP)樹脂製、バックドアはガラス繊維(GF)で強化したPP樹脂(GF-PP)製だった。これらの部位に樹脂を使うことで、鋼板製に比べて10kgの軽量化を実現した(図2)。

図2 先代車の樹脂製の部位
(出所:ダイハツ工業)
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 これに対して新型車では、バックドアと給油口のふたは先代車と同じ樹脂を使ったが、その他の部位は軟鋼板に戻した。その理由をダイハツ製品企画部チーフエンジニアの田代正俊氏は、「コストの増加をできるだけ抑えるため」と話す。

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