建設業界で最近よく使われる40の専門用語の認知度について、日経コンストラクションの読者を対象にアンケート調査した結果を5回にわたって紹介している。4回目では、人手不足などに関連する用語を中心に解説していく。なお認知度とは「意味を知っている」と回答した人の割合だ。

人手不足に関連する3語の認知度(資料:日経コンストラクション)
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■ 調査概要
日経コンストラクションの読者を対象に、2019年4~5月に調査した。調査総数は293件で、回答率は93.1%だった。最近、土木に関連する分野で使われる機会が増えてきた40語を選び、それぞれ「意味を知っている」「聞いたことはある」「知らない」の3択で回答を求めた。そのうち、「意味を知っている」と答えた人の割合を「認知度」と定義している。回答者の勤務別の割合は、建設会社38%、建設コンサルタント会社30%、発注機関16%、その他16%

 建設業界にとって、人手不足の解消は非常に重要なテーマだ。特に本業以外の作業を、いかに軽減するかに各社は精を出す。

 その割には作業軽減に関連する用語は、全体的に認知度が低かった。SaaS(5%、ソフトウエア・アズ・ア・サービス)は全40語中37位だ。一般に「クラウドサービス」と呼ばれているもので、インターネット環境下であれば、オンラインストレージに保存されたソフトウエアを利用できる。

 建設業に特化したSaaSでは、写真や図面の管理、台帳の書類作成、電子黒板などが代表的だ。現場の事務作業の効率化に役立つ。

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 SaaSの多くは、サブスクリプション(21%)という課金形態を取る。ソフトウエアを所有せずにサービスとして利用した期間に応じて料金を支払う。導入しやすく、コストを抑えられるメリットがある。

 ロボットによって単純な業務を自動化するRPA(8%、ロボティック・プロセス・オートメーション)も、32位と低かった。複数のソフトを連携させて自動化でき、事務作業だけでなく施工データの解析などでも活用されている。

地山の安定度を予測するシステム。RPAを採用して、解析の手間を減らす(資料:安藤ハザマ)
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