AIが普及していく中、人はAI時代をどう生きて、AIとどう付き合っていけばよいか。その答えを、有識者が執筆した書籍3冊の内容を基に読み解く。

(写真:123RF)
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 自動運転や音声・画像認識などの技術の進展でAI(人工知能)の普及が進む一方、「AIが仕事を奪う」「AIが人の知性を上回る」といった予測が出てきている。AIが普及していくなか、私たちはAIとどう付き合い、どう生きていけばよいのか。特にビジネスパーソンは仕事を進めるに当たって意識やスキルをどう変えて、働いていけばよいのか。

 その問いに対する答えが得られる書籍がここ1、2年、増えてきた。代表的な3冊がある。2019年1月に発行された『天然知能』(郡司ペギオ幸夫著、講談社)、2018年11月発行の『AIが人類を支配する日 人工知能がもたらす8つの未来予想図』(前野隆司著、マキノ出版)、2018年4月発行の『AI原論 神の支配と人間の自由』(西垣通著、講談社)だ。

 3冊の著者はいずれも大学や大学院の研究者で専門分野は多岐にわたる。郡司氏は早稲田大学基幹理工学部表現工学科教授で、生命や意識などを研究する生命科学が専門だ。前野氏は慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授だ。ロボット工学やAIの研究も手掛けてきた他、安心や健康、楽しさなどを日々の生活や社会に生かす研究分野「幸福学」を立ち上げた研究者でもある。

 西垣氏は東京大学名誉教授で情報学やメディア論が専門だ。情報が持つ意味や価値を踏まえて人とITの関わりを研究していく「基礎情報学」という新ジャンルを立ち上げた。

 この3冊を読んでいくと「AIに比べるとダサくて格好が悪い知能を意識して活用していく必要がある」といったビジネスパーソンが今後持つべきスキルや、「AIが導き出した結果をうのみにしてはいけない」といったAIとの付き合い方が見えてくる。

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