巨大化するレジストリをボタンひとつで最適化

 目に見えないのは、PC内部の機器だけではない。PC全体の動きを把握したいなら、ハードウエアだけでなくWindowsの状態にも目を向けよう。

 Windowsの各種設定や、アプリケーションソフトの設定、ファイルの管理情報など、Windowsを稼働させるには大量の情報が必要になる。それらの情報をまとめて記憶しているのが、「レジストリ」と呼ばれるデータベースだ。

 アプリケーションの追加や設定変更といった操作をすることで、レジストリは肥大化していく。また、アプリケーションを削除したのにレジストリだけが残ってしまうなど、本来は不要なレジストリが増えていく傾向がある。Windowsはレジストリを参照しながら動作するため、レジストリが肥大化すれば動作は遅くなる。レジストリに間違った情報があれば、エラーが起こりやすくなる。

 肥大化したり、異常があったりしても、Windowsが自ら修復できないのが、レジストリ最大の問題だ。

 特殊なツールや専門的な知識がないと見ることさえできないレジストリだが、専用のメンテナンスツールを使うことで修復可能だ。Auslogics Labsの「Auslogics Registry Cleaner」は、不要なレジストリを削除し、必要な設定情報を順序よく並べ替えてくれる。

 このソフトも、インストール時にバンドルソフトのインストールを勧められる。不要であれば、バンドルソフトはインストールしない設定にしよう。

Auslogics LabsのWebサイトで「ダウンロードしています」をクリックすると、ダウンロードが始まる
(出所:Auslogics Labs)
[画像のクリックで拡大表示]
インストール時に、この画面で「Accept」を選ぶと他のソフトも一緒にインストールされる。不要であれば「Skip all offers」を選んでAuslogics Registry Cleanerだけをインストールする
[画像のクリックで拡大表示]

 初回起動時は、画面に「注意が必要です」と表示されるが、スキャンを促しているだけなので慌てる必要はない。「今すぐスキャン」をクリックする。少したつと、スキャンで見つかった箇所が一覧で表示される。内容を確認し、修復したい項目にだけチェックを付けて、修復を実行する。

起動したら「今すぐスキャン」をクリックしてエラーを検出する
[画像のクリックで拡大表示]
検出結果が表示されたら内容を確認。項目をクリックするとエラーの詳細を表示できる
[画像のクリックで拡大表示]

 レジストリは、Windowsにとって大切な設定ファイルだ。変更することで、逆に不具合が起きてしまう可能性もある。そこでAuslogics Registry Cleanerでは、削除履歴を保存し、削除前の状態に戻せるようになっている。

修復後、異常がある場合は「ファイル」メニューから「Rescue Center」を選択
[画像のクリックで拡大表示]
戻したい時点のバックアップを選択して、「復元」をクリックすれば元のレジストリに戻せる
[画像のクリックで拡大表示]
鈴木 眞里子(すずき まりこ)
フリーランスデザイナーを経て、1990年にグエルに入社。現在は、IT関連の記事および書籍の執筆、編集、翻訳、デザインを主に担当。Webページのデザインも手がける。