顧客企業に提案する前にまず自社で実践──。働き方改革に役立つITやデジタル技術を手掛けるベンダーが相次ぎ自社の働き方改革を推し進めている。富士通エフサスは社員の仕事を可視化して時間がかかる仕事を探り、AIを駆使した改善に乗り出している。

 本社移転を機にPC作業の可視化ソリューションや、AI(人工知能)といった最新のデジタル技術を駆使して自社の働き方改革を進めているのが、システムの運用保守などを手掛ける富士通エフサスだ。1年前の2018年5月、川崎市・武蔵小杉の前本社と東京・銀座および新宿の拠点を東京・大崎のオフィスビルに統合。およそ1500人が働く新オフィスで改革を進めている。

富士通エフサスの新オフィスの様子。執務スペースだけでなく社員同士がコミュニケーションを取りやすくするためのコラボレーション用スペースを確保する
(出所:富士通エフサス)
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 自社の働き方改革で活用しているデジタル技術の1つが、富士通エフサスが開発・販売している働き方改革ソリューション「FUJITSU Software TIME CREATOR」だ。終業時間になるとPCをシャットダウンするといった残業抑止機能を備えているが、本社を移転して3カ月後の2018年8月、PCの操作ログを基に各社員がどの作業にどれだけ時間をかけたかを可視化する機能を加えた。

働き方の可視化で提案資料の作成に課題見つかる

 富士通エフサスはTIME CREATORの残業抑止機能を以前から利用して、残業の抑制を進めてきた。働き方の可視化機能が加わったことから、これも自社内に適用。「営業担当者が、ある仕事に時間をかけすぎているといった課題を捉えられた」と檜森聡総務統括部長は説明する。

TIME CREATORの働き方を可視化する機能の画面イメージ
(出所:富士通エフサス)
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 営業担当者については提案資料の作成に多くの時間を割き、顧客を訪問する時間がなかなか取れないといったことが見えた。そこで提案資料を効率よく作成できるようAIで対策を講じた。

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