日経BPが発行した「コンクリート診断士試験 重要キーワード120」をもとに、目視検査、非破壊試験、微破壊検査法といったキーワードについて、再確認しておく。

目視調査

 目視調査とは、日常点検など様々な点検において、簡易に構造物の異常を把握する方法だ。外観調査に含まれる(図1)。構造物の外観だけで行う調査なので、異常が見つかった場合、早期の対応が必要となる。

点検の種類 目的・頻度 主な点検方法
初期点検 維持管理開始時点において、構造物の初期状態を把握する点検
  • 設計、施工に関する書類調査
  • 外観調査
  • たたき調査
日常点検 日常的に行い、供用による構造物の状態の変化を把握する点検
  • 外観調査(目視、写真、双眼鏡)
  • たたき調査
  • 車上感覚による調査
定期点検 1年ごとあるいは数年に1度の間隔で行い、構造物の状態をより広範囲に把握する点検
  • 外観調査(目視、写真、双眼鏡)
  • たたき調査
  • 非破壊試験
  • コア採取による試験・分析
臨時点検 外力(地震、衝突)などの作用で損傷した構造物に対して行う点検。基準類の変更に伴い、性能を確認するために行う点検
  • 外観調査(目視、写真、双眼鏡)
  • たたき調査
  • 非破壊試験
緊急点検 損傷構造物(事故が生じた構造物)と類似の構造物に対して行う点検。同様の事故を未然に防ぐことを主目的とする
  • 外観調査(目視、写真、双眼鏡)
  • たたき調査
  • 非破壊試験
図1■ コンクリート構造物の点検の種類と方法
2007年制定版土木学会コンクリート標準示方書[維持管理編]を参考に作成

 構造物に近接して実施することが基本となるものの、望遠レンズ付きカメラや双眼鏡を用いる場合も、目視調査と呼ぶ場合がある。構造物の表面が汚れていれば、汚れを取り除いてから観察する必要がある。

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