日経BPが発行した「コンクリート診断士試験 重要キーワード120」を基に、豆板、コールドジョイント、表面気泡、収縮ひび割れ、温度ひび割れといったキーワードについて、再確認しておく。

豆板・コールドジョイント・表面気泡

 型枠を外した際に表面に豆が集まったように見える不具合が豆板だ(写真1)。ジャンカとも呼ばれるが、土木学会や日本建築学会では表記を「豆板」に統一している。コンクリートの打設時にモルタルと粗骨材の分離が生じると起こるので、材料分離が生じにくい材料や配合の選定が重要になる。

写真1■ 豆板の例
[画像のクリックで拡大表示]

 先に打ち込まれたコンクリートが硬化を始めた後にコンクリートを打ち重ねて生じた継ぎ目をコールドジョイントと呼ぶ。コンクリートが一体化していない部分となる。打ち継ぎ面と異なって、直線状になっていない場合が多く、劣化因子が浸入しやすい欠陥だ。打ち重ね時間の間隔に注意して発生を防ぐ。

 コンクリートに生じる微細な気泡は、凍結融解への抵抗性を高める。一方、比較的大きな表面気泡は、外観を損ない、中性化を促進する不具合とみなされる(写真2)。

写真2■ 表面気泡の例
[画像のクリックで拡大表示]

 斜面状の型枠では気泡が抜けにくく、表面気泡を招きやすい。打ち上がり速度を遅くしたり、振動締め固め時に型枠をたたいたりして、発生を防ぐ。

この先は有料会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は初月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら