(出所:PIXTA)

 医薬品の製品化が難しくなっており、製薬企業は、新たな戦略を模索している。そんな中、各社が注力しているのがデータ分析やAIなどのデジタル技術の活用だ。製薬企業は、研究や臨床試験、製造、営業などの各場面で、急ピッチでデジタル技術を取り込んでいる。企業によっては、外部のベンチャー企業などと連携し、疾患の予防や治療のためのアプリの開発や販売を目指すところも出てきた。

 製薬企業のこうした動きの背景は何か――、製薬企業が活用できる技術は何か――。医薬品業界とデジタルヘルスの両方に詳しい、新生キャピタルパートナーズの栗原哲也氏による解説と、編集部による製薬企業へのインタビューを連載でお届けする。

栗原哲也
新生キャピタルパートナーズ パートナー
2009年に東京大学農学部を卒業。シティグループ証券を経て、バイエル薬品でオープンイノベーションなどを担当。新生グループにてライフサイエンス分野の新ファンド組成に携わり、2019年2月から現職。バイオベンチャー、デジタルヘルスベンチャー企業への投資を手掛ける。