ITを使って体のサイズを測る「サイズテック」にアパレル業界の注目が集まっている。EC(電子商取引)で服を購入するのが当たり前になった今、顧客の体形データを把握できればECの最大のボトルネックとされる試着の問題を解消できるとの考えからだ。顧客1人ひとりの体形に合わせた服を効率的に作るマスカスタマイゼーション(個別大量生産)への道も開ける。

 奇抜な外見で話題を呼んだZOZOの「ZOZOスーツ」はサイズテックの代表的な製品だ。だがそれだけではない。

 伸長や体重を入力し、写真を2枚撮影するだけで全身16カ所を瞬時に採寸――。驚きのテクノロジーをひっさげ、2018年11月から日本でサービスを展開しているのが米国発のファッション系ITスタートアップ、Bodygramだ。アパレルやEC事業者など向けに、採寸技術や体形データのプラットフォームサービスを提供する。当初はカスタムメードシャツのオンライン販売サービスを手掛ける米オリジナルが同サービスを運営していたが、同社は2019年1月に米Bodygramを分社化して事業を独立させた。

米Bodygramは2018年11月に日本で「サイズテック」のサービスをお披露目した
出所:米Bodygram
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 Bodygramのサービスの特徴は採寸の手軽さだ。大型の3Dスキャナーなどを使って全身のサイズを測るテクノロジーは10年以上前から登場していたが、Bodygramはスマートフォン1台で済む。自宅で手軽に採寸できる。

首回りや肩幅、袖丈、ウエスト、股下など全身16カ所を計測できる(計測結果画面)
出所:米Bodygram
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