トヨタ自動車がドイツBMWとの協業によって17年振りに復活させた新型スポーツカー「スープラ」。その開発で強く意識したのが、「『ショートホイールベース』『低重心』『前後質量配分50:50』という3つの要素」(トヨタの説明員)だ(図1)。これにより、「卓越したハンドリングや安定したコーナリング姿勢を実現した」(同社)。

図1 ショートホイールベース化を図ったトヨタの新型スープラ
図1 ショートホイールベース化を図ったトヨタの新型スープラ
(撮影:日経 xTECH)
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 ショートホイールベース化では、後席を無くし、2シーターに割り切ることでトヨタのスポーツカー「86」よりも100mm短い2470mmを実現。ホイールベースとトレッドの比を1.55と、量産スポーツカーとしてトップレベルの小ささに抑えて優れた回頭性を持たせた。

 低重心化では、最低地上高の120mmを確保した上で、重量物をできるだけ下に配置した。例えば、「エンジンはぎりぎりまで下に寄せている」(同説明員)という(図2)。これにより、水平対向エンジンを搭載する86よりも低い重心高を実現できたという。

図2 新型スープラが搭載する排気量3Lのツイン・スクロール・ターボ付き直列6気筒エンジン
図2 新型スープラが搭載する排気量3Lのツイン・スクロール・ターボ付き直列6気筒エンジン
できるだけ低く、元々の位置より50mm後ろに寄せて搭載しているという。(撮影:日経 xTECH)
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 前後質量配分では、「エンジンを元々の位置よりも後ろに50mmずらした」(同説明員)。これにより50:50の前後質量配分を実現し、コーナリング性能の向上につなげた。

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