ディスプレーを後から追加する2画面スマートフォンが増加

 マイクロソフトが他社OSのデバイスを提供するという点に驚きがあったSurface Duoだが、そうした点を除いて注目されるのは、やはり2画面を搭載した端末であるということ。なぜならここ最近、何らかの形で2画面ディスプレーを搭載したスマートフォンが増えており、Surface Duoもそうした流れを受けた端末の1つと見ることができるからだ。

 そうした2画面スマートフォンの中でもここ最近目立っているのが、最初からディスプレーを2枚搭載するのではなく、通常のスマートフォンに2枚目のディスプレーを追加することで、2画面の折り畳みスマートフォンとして使える機種である。日本に投入されているデバイスでは、台湾エイスーステック・コンピューター(ASUSTeK Computer、華碩電脳)のゲーミングスマートフォン「ROG Phone」がこの仕組みを採用しており、2画面を活用した新しいゲーム体験を提案している。

 そしてここ最近、2画面ディスプレーに力を入れているのが韓国LGエレクトロニクスである。同社は2019年に海外で発売した「LG V50 ThinQ」で、専用のケースを装着することでディスプレーを追加するという新たな仕組みを提供。ROG Phoneとは異なり、ゲームに限らず様々な用途で2枚のディスプレーを有効活用できるとアピールしている。

NTTドコモが5Gのプレサービス用に提供しているスマートフォン。2枚のディスプレーを搭載していることから、LGエレクトロニクスの2画面対応スマートフォンをベースにしたものとみられる。写真は2019年9月18日のNTTドコモ・5Gプレサービス発表会より(筆者撮影)
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 同社は2019年9月に発表された新機種「LG G8X ThinQ」でも同様の仕組みを用意。スマートフォンに2枚目のディスプレーを追加するという、新しい利用スタイルの提案に力を入れているようだ。

 2019年9月に海外でようやく発売された韓国サムスン電子の「Galaxy Fold」のように、最近では1枚のディスプレーを直接折り畳めるスマートフォンが大きな注目を集めている。それゆえ2画面スマートフォンはあまり注目されなくなってきているように見えるが、実はひそかにその数を増やし、拡大が進んでいる様子を見て取ることができるだろう。