コンビニエンスストアのATMを使って一部の銀行口座からお金を振り込む際、振込予約日がATMの画面や紙の利用明細に誤って表示されるシステム障害が2019年4月26日から30日にかけて発生した。振り込み自体は連休明けの2019年5月7日に実行される「予約扱い」となったが、画面や利用明細には平成元年である1989年の5月7日と表示された。30年前の日付が現れる不思議なトラブルの真相が、日経 xTECHの取材で分かった。

北陸銀行の口座からコンビニATM経由で振り込みをすると、振込日が「1989年05月07日」と表示された
(2019年4月29日撮影)
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利用明細にも振込予約日が「1989-05-07」と印字された
(2019年4月29日撮影)
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 障害が発生したのは北陸銀行と北海道銀行、横浜銀行の地銀3行である。ローソンやファミリーマートのATMを使って3行の口座から、「モアタイム」に参加していない銀行の口座に振り込む際に、振込日の表示を誤った。モアタイムは24時間365日いつでも即時振り込みができる全国銀行協会のサービス。2019年5月7日時点で参加していないのはみずほ銀行などである。

改元対応の実施日にずれ

 トラブルを起こした3行はNTTデータが運営する共同利用型の勘定系システム「MEJAR(メジャー)」を導入している。ただトラブルの原因はMEJARではなく、周辺システムにあった。勘定系システムとコンビニATMをつなぐ中継(ゲートウエイ)システムである。ゲートウエイシステムには日本IBMのソフト「FIG(Financial Institution Gateway)」を使っている。

 3行は2019年4月22日にMEJARの改元対応を済ませた。だが、トラブルが発生した2019年4月26日の時点でFIGには改元対応をしていなかった。

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